「・・・聖、手術してよ!」




「お、おい李玖っ!?」





幸太君があたしの肩を掴んだ。




でも、でもどうしても・・・!





「なんで、生きようとしないの!?
なんで、あきらめるの!?
あたしに生きる事が楽しいって思わせてくれたのは…聖なのに」





「・・・」





聖は俯いたまま。






「命を・・・粗末にしないで」





「・・・やめてくれ」




「え?」





「もう、やめてくれよ!」





聖の声があたしの耳に響いた。