――今日は聖に手紙を渡す日。




あたしはいつも通り幸太君と病院前で話してた。




「・・・なぁ、それで大丈夫なのかよ?
読んでくれないかもしれねぇよ?」



心配してくれてる幸太君。




「まぁ、できるだけ頑張るよ!」




「・・・心の準備、できてるか?」




そんなの―――




「・・・とっくにできてる。」




「よし。・・・じゃ、行くか」





あたし達は聖の病室へと向かった。