次の日。



今度はあたしの提案で、あたしが聖宛に手紙を書くことにした。




読んでくれるかどうか分かんないけど・・・



あたしの気持ちを書いた。






【聖へ。



具合の方はどう?・・・なんて、言わなくても分かってるけど。早く、良くなってほしいです。
あたしが、何したか知らないけれど―――あたしは前からずっと・・・聖が好きだよ。あたしが今こうしていられるのは、聖のおかげだって、心から思ってる。本当だよ?
あたしと幸太君が付き合ってるっていうのも、嘘だよ。だましてごめんなさい。聖が少しでも動揺してくれてたら・・・あたしはすごい嬉しかったよ。でも・・・そんなの全然無かったもんね。
聖があたしの事何とも思ってないのは分かってるよ。でも・・・気持ちだけはちゃんと伝えておきたかったから。好きにはなってくれなくても、また、あの頃に戻りたい・・・。ずっと、ずっと、待ってます。】





あたしの気持ちを綴った手紙。




どうか






聖に届きますように・・・。