医者の校長と同レベル的な長い話も終わり、彼の病室へ向かった。



彼は起きていた。



「・・・具合、どうですか?」



「わっ、あ、君は・・・」



一緒について来たとは思ってなかったのだろう。



彼はとても驚いている様子だった。



「すいません・・・わざわざついて来てもらっちゃって」



「いえ・・・」



「「・・・・・・」」




長い沈黙。




「あの・・・」



先に言葉を発したのは彼だった。



「は、はい?」




「大丈夫でしたか?」




「は?」




あたしは意味が分からず、
つい拍子抜けた声が出てしまった。