次の日



あたしは約束の30分前から病院前で待っていた。




遠くに幸太君の姿が見えた。




「うわっ、早!悪い待たして!
寒くない!?」




「ううん、大丈夫ー」





「よかったぁ・・・」





それで今日の目的はというと――・・・





「ほんじゃあ本題に入ります・・・
題して【聖にヤキモチ焼かせよう】作戦!」





幸太君が元気に言った。




「それって・・・どういう作戦?」




「それは内緒♪李玖は立ってるだけでいいよ」




「えー・・・」





そんなんでいいのか・・・