道を行く人達の視線が次々と集まる。
・・・とにかくこのままじゃ色々ヤバい。
「病院に・・・連絡した方いいよね。」
携帯を手に取り、手早い手つきで≪119≫の番号を押した。
そしてそれから数分後に救急車が来た。
彼は病院へ運ばれ、何故かあたしも病院へ同行した。
「発作ですね」
医者からは思いもしない言葉が飛んできた。
「・・・発作?」
一応あたしも聞き返した。
「調べた結果、あの子は心臓が弱くて他の病院に入院していたそうです。そしてだいぶ身体も落ち着いてきて、外出許可が出た次の日にこのような事になってしまったと・・・」
・・・ていうかあたし関係ないじゃん。
早く帰してよーー・・・ 泣