「・・・聖?」




いつもと変わらない病室。



ついこの間までは2人で一緒に笑ってた。



ずっと変わらないと思っていたのに――




「・・・なんで来たの?」




冷たい目。



冷たい声。



これは本当に聖・・・?




「あたし・・・やっぱり分かんないよ。
せめて・・・本当の理由を教えて?」




「だから・・・単にうっとうしいだけだって言ってるだろ」




「そんなの信じられないよ!
だって聖・・・笑ってたじゃん。あたしと同じ気持ちだって言ってくれたじゃん!あれは全部・・・嘘だったの?」




声が震える。




どうしよう・・・泣きそう。