神崎 李玖(kanzaki riku)高一。両親は交通事故で亡くなり、兄弟も一切無し。
今までずっと独りで生きてきた。
学校には行かず、そこらの奴と適当に暇を持て余す毎日。
いわゆる不登校ってやつ?
「今日は何しよ・・・」
バッグの中から携帯を取り出し、100人以上ある電話帳を目で追った。
「李玖ーーっ、こっちこっち!」
「あっ、いた」
目線の先には5,6人くらいの男女混合グループ。
明らかにチャラ男、チャラ女の集まりと思われそうな奴ら・・・。
まあ、あたしもその種族に分類されているのだろうけど。