朝―――


あたしはいつも通り病院に向かった。



だいぶ歩いていくと、見覚えのある奴等が自販機の前でたかっていた。



あたしは目を合わせないようにそいつ等の前を素通りしようとした。



それなのに―――



「あれ?」「神崎李玖じゃん」「え、あいつー?」




・・・ばれた。



ここら辺はうちの高校の生徒多いんだった・・・




「あんた、学校休んで何してんのぉ?」




「きゃはは、ズル休みじゃんw」




うざったい・・・。




あんた等の相手してる暇なんかないっつの。




「どいてくんない?通れないんだけど」




「はぁ?生意気~」




だんだん苛立ちが強くなってくる。




「質問に答えろよ~」




「あんた等に関係無い。
分かったら早くどいてよ」




あたしは冷たく言い放った。