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長い長い夜が明け、あたしは朝早く病院に向かった。
病院に入ると、看護婦さんに霊安室に案内された。
扉を開けると・・・
白い布で顔が隠れている聖が居た。
暗い部屋の中に、
ただ、一人――聖は安らかに眠っている。
「・・・聖・・・」
あたしは布にそっと触れた。
それをめくると、表情の無い聖がいた。
雪のように、白い顔・・・
聖・・・
あなたは、どんな気持ちで戦ってた?
辛かったね。
苦しかったね・・・
何もできなくて、ごめんね・・・
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