翌日・・・あたしは、家でご飯も食べず、寝ずに過ごしていた。
鏡を見ると、痩せ細ったあたしがこっちを見ている。
あたしは自分としばらく見つめ合っていた
プルルルルッ
携帯電話が鳴った。
あたしは反射的に携帯を取り、画面を見た。
【○△病院】
ドクン・・・
意識してないのに、瞳孔が開いていくように感じた。
そして、ボタンをゆっくりと押した。
「・・・はい・・・」
あたしは、今にも消えかかりそうな声で電話に出た。
すると、思ったとおり、医師の声が聞こえた。
『神崎さん・・・かな?』
「・・・はい」
『聖くんの事なんだが・・・』
心臓の動きが早くなる。
医師は、しばらく間を置いた後、
言った。
『たった今、息を引き取ったよ・・・』