「・・・く、李玖っ・・・」





「・・・ん?」






「起きろって。
つか、よだれ垂れてんぞ」





「・・・あ」





・・・そうか。




あたし・・・寝ちゃってたんだ。




聖の両親も、離れた椅子で寝ている。





「今・・・手術終わったらしいぞ」




「え・・・!?」





手術室を見ると、扉が開いた。




すると、医師が出てきた。






「あのっ・・・!
聖は・・・手術は、成功したんですか!?」







医師の曇った顔なんて見なかったあたしは、
【成功です】なんて答えを期待してた。





でも、医師から返ってきた答えは・・・