聖は、深く頭を下げた。
医師はしばらく黙った後、
口を開いた。
「・・・前にも言ったが、
手術が失敗すれば、君はどうなるか分からない。
それを承知の上か?」
「はい」
え?
何それ。
聖そんな事…
話してたっけ?
「そうか…分かった。
我々も、全力を尽くす。
手術は今週中に行おうと思う。
それでも大丈夫か?」
「・・・はい」
手術して・・・
助かるなら、あたしも心から喜びたい。
だけど・・・
失敗したら、
聖はどうなるの?
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