コンコン




ノックの音が聞こえた。





「あ、あたし出るね」




戸を開けると、




そこには医師が立っていた。





「君は…お友達かな?
聖君、いるかい?」




「は、はい。います」




(手術の話だろうな・・・)




あたしはそんな事を思いながら、




おそるおそる聖を見た。





「先生、どうぞ」




聖はニコニコ笑ってる。




手術の事、まだ話してないんだよね…?




今、話すのかな・・・