つまらない日常、息の詰まりそうな教室の空気、その全てに僕はうんざりしていました。どうせ、僕なんかいてもいなくても同じで、きっと、世界はこのまま、回り続けるだろうとかんじるのです。

空を見上げるのは好きです、何も考えずに済むので。いっそのこと、このまま空を仰いで眠りたいと思うほどです。

しかし、僕の空は、この四角い窓枠の外にありました。