だからと言って、真綿で包もうとしないでください。割れてしまうからと、中に詰め込もうとしないでください。

僕は、棉の中でさえ安らぎを覚えず、相手も気づかないほどの鋭利さを感じ、ほんの数パーセントの不純物のせいで、ずたずたに引き裂かれ、陶器のように砕けるのです。

手をかけて接着し、その場所に置いているのです。継ぎ目のひとつひとつに意味があり、無理に引っ張ると千切れてしまいます。

千切られた所から、ドロドロと悪臭を放つ液体が流れ出てきます。そのドロドロが皆を不快にするのです。