世界で1番大切で大好きだったキミ


「優ちゃんっ……優ちゃん!!」


「葵!」


泣きじゃくる私を強く抱き締めてくれた、大知


「だいちぃぃー、いいっ、うっ……うあああああっ!」


「……っ」


「大知っ……なんで、なんで……っゆうちゃん」



「優哉の優しさだよ」



そう、それが、これが優ちゃんの優しさだった。