「待って」


秘密基地も見えて、あと少しで着くとき


私は2人を止めた


「やだ…優ちゃん……何かやだよ」



泣きながらそういう私に、同じく泣きそうな優ちゃん



大知も、そうだった。



_______キキーーーーッ!!



小学生くらいの男の子とトラックが接触する光景



今まで見たことなかったはずなのに、フラッシュバックしてくる



「いや……やだ」


「葵」


振り返った優ちゃんが、私に話しかける