高校3年生の秋


皆部活も終わった頃



今度は3人の時だった



「ねえ、そろそろ行こうよ!」


「どこに?」


「前に、優ちゃんと秘密基地行こうって話してたの!」



そう私が言った瞬間に、大知の目は悲しみに落ちた


「どうしたの?」


「いや……優哉」


「…葵……知らなくていいこともあるんだよ」


「何なの!?2人して!行こう!ね、ほら!」


「葵…」


「葵っ!頼むから……」