ガラッ、



「久遠っ、まだか!
ほんとに遅刻す…

「勝手に入って来んなって
言ってんでしょっ、」



ドカッ




「いっ、
ご、ゴメン久遠許して…」


涙目の大和


「ちゃんと、
ノックくらいしてよね」



お腹を抑えたままうごかない。



「っ、…」




「返事。」





「……ハイ。」






「よし。
じゃ、行ってくる」





痛そうな大和は
放っておいて、
私は学校に向かった。