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次の日は普通に登校した私。


昨日あんなことがあった割に
周りの変化は何も無かった。












「おい」




…と、思っていた。




マジか。

はぁ…、


「…なに」




顔を上げてみると
いかにも不良がいた。



いや、でもコイツ見覚えが…

気のせいかな。

こんな不良私の知り合いには
いなかったはず、うん。



でもなんで、この不良こんなに
目を輝かせてんだ?



「っ、

やっぱり!アンタ!!
見間違いかと思ったけどやっぱりそうだ!
あの時助けてくれたやつだよな?」



馴れなれしいな、
人違いじゃないのか?



「あの時?」



訝しげに不良を見てやった。




「覚えてないッスか??

俺、大勢にボコボコにやられて
たんスけど、アンタに助けて
貰ったんス!!


あん時は、お礼も言えなかったん
スけどホントに感謝してもしき
れないっス!」




あーーーー、
あったなそんなこと。

あったあった。



「あー、その事はもういいから。

じゃあね」



よく考えればこの状況は非常に
目立つ。

不良と地味な私では脅されている
ようにしか見えないでしょ。


とにかく注目されてる。



ほんっっとに迷惑!

こんなことになるなら
助けなきゃよかった!