「よし、行くか」
風雅の倉庫に着くと
そのまま幹部室に向かう。
ただ、無駄な喧嘩は
避けたいから
下っ端くん達に見つからない
ルートを選ぶけど。
…ここが幹部室か。
バァンっ、
「誰だっ」
私は口元だけ、
笑みを浮かべた。
そしてすぐに、
殴りかかってくる
拳を避けて蹴りを入れる。
やっぱり、
薬をやってるせいか
動きが鈍い。
バキッ、ドカッ
1人1発ずつで
沈めていく。
「なんら、
おめえはぁああぁああああ」
なんだこいつ、
瞳孔がひらいてやがる。
完全な薬中じゃねえか。
危ない感じがする。
…思った通り、
ナイフを出して切りかかって
きたから、そのまま
叩き落として
顎を蹴り上げた。
「…遅せぇ」
残るは総長のみ、
「なんなんだ、
てめぇはああぁあ!!」
心を乱されてるやつなんかに
勝機はないんだよ。
風雅の総長も
そのまま鳩尾を思いっきり
蹴り上げてやった。