「着替えるから、
出てって」



そう言ってもう1度
ギロりと睨むと、




「っ、
はいはい。
分かりましたよ~」


大和は
ブツブツいいながら
出てった。





こんなんでも若頭。


外では、めちゃくちゃ冷酷で
こっちの世界では
エリート中のエリート。



大和が黒って言えば、
どんな色でも黒になるの。





そんでもって、
なんとも悔しいことに
大和の見た目は人間離れ
しているくらい美しい。





透き通る様な金髪に、
射抜くような目。



八重歯の口元にある
ホクロがこれまた色気が
溢れてるの。