……

「おい、起きろ。

おい!」



うるさい、



「起きろって、」



大和?
いや、違う



「……なに、」



目を開けてみると、



…え、だれ?
めちゃめちゃイケメンがいた。




「…死んでんのかと思った」




え、
何言ってんのこいつ。


てゆーか、
もう真っ暗じゃん。



…そうか、
このイケメンくんは
寝てる私のこと死んでると
思ったんだ。




ちょっと、
なかなか失礼なんだけど。



「起こしてくれて、
ありがと


じゃあ、」




一応心配して
起こしてくれたんだもんね。

お礼くら言っとこう。




さようなら、美形さん。








 ̄ ̄この時、ここで
寝てしまったことを
後で後悔するとことは、



この時の私は
まだ知らない。