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あたしは鏡に背中を向けて2人にメークをしてもらっていた。


目を閉じると昨日の自分を思い出す。


すると、不思議なことに徐々に自信が出始めるのだ。


2人が言う通り、博正の人気はどんどん急上昇している。


そんな博正はあたしと一緒なら出掛けてくれるのだ。


それだけで、確かにすごいことだと思えた。


「ほら、できたよ」


目を開けると笑顔の2人がいた。


「ありがとう」


そう言って鏡を確認しようとした時、授業開始のチャイムが鳴りはじめた。


「確認は後、行こう」


四葉に言われて、あたしたち3人は慌てて教室へと戻ったのだった。