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相変わらず大きな段ボールだった。


玄関先に置かれて行った段ボールを取り囲むようにして、あたしたち3人は立っている。


「早く開けてよカレン」


「わかってるって」


あたしの手にはカッターが握られている。


前回の時ガムテープを剥がす事に苦戦したからだった。


カッターでスムーズにガムテープを切っていく。


段ボールはすぐに開封された。


前回と同じように、うずくまった状態でアンドロイドが入っている。