☆☆☆

「カレン、こっちこいよ!」


昼休み中男子生徒の中に混ざっていた雄大があたしの名前を呼んできた。


丁度お弁当を食べ終えたところだったあたしは瞬きをした。


数人のグループで集まっている男子たち。


雄大の近くには洋二もいる。


「行ってきなよカレン」


一緒にお弁当を食べていた成美がそう言ってほほ笑んだ。


「ごめんね。ちょっと行ってくる」


あたしはそう言って自分の席を移動した。