ぼーっとしたまま1日を終えて、ゆっくりと家に戻る。


家の中にいても何も感じず、ただぼーっとやるべきことをやるだけだった。


あたしは後どれだけあたしらしさが残っているんだろう。


この日常生活すらも送れなくなったら、あたしという人間は消えるんだろうか。


別に、それが悲しいとか悔しいとかは思わなかった。


ただ不意に感じたことは……無意味さだった。


そうだ。


どうしてあたしはここにるんだろう。