「またその話か。持ってないって言ってんだろ」


「嘘ばっかり!」


「なんでそんな風に人を疑うんだよ」


「だって……あたしが勝手に、アンドロイドを買うのをやめたから。だからあたしに仕返しをしてるんでしょ?」


そうとしか考えられなかった。


「仕返しのために何万円も使うワケねぇだろ」


雄大は呆れたようにそう言った。


「それでも、買えるだけのお金は持ってるでしょ」