成美の思考にあたしは驚いて目を見開いた。


そんな風に考えたことは今まで1度もなかった。


アンドロイドで洋二に馴れる。


それから本人に告白する。


「そっか。そんな使い方もできるんだ」


そう思うと、なんだか前向きな気分になれた。


洋二の代わりを見つけるのだと思っていたけど、そうじゃないんだ。


「そうだよ。楽しみだね」


成美の言葉にあたしは素直に頷いたのだった。