「もしかして俺の不調がうつったのかな」


洋二はそうやって心配してくれるけれど、感染することじゃないことはあたしが1番よくわかっていた。


「大丈夫だよ。すぐに治るから」


雄大からアンドロイドを奪ってしまえばいいだけだ。


「そうか? 病院へは行ったのか?」


そう聞かれてあたしは左右に首をふった。