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ベッドに寝転んで雑誌を広げていた時、部屋のドアが開いた。


顔を上げると、そこには成美と雄大が立っている。


「終ったの?」


体を起こしてそう聞くと、「あぁ、終わった」と、雄大が答えた。


随分とスッキリした表情をしているから、今日は思いっきり暴れたんだろう。


最後だと思うと、気合が入るのはわかる。


「そっか。洋二は?」


「段ボールに入れておいたよ」


成美がそう返事をした。


「ありがとう」