痛みに顔が歪んだ。


「おい、なにしてんだ!」


雄大が慌てて洋二を止めに入る。


今まであたしたちに反抗することなんてなかったのに!


きっと再送されるたびに人間らしさが増しているからだ。


それはあたしが望んだことだった。


でも、違う!!


「ただのアンドロイドのくせに、人間に掴みかかってんじゃねぇよ!」


あたしはそう怒鳴り、カッターナイフを取り出した。