だけど、心は随分とスッキリしていて、とても心地いい。


「とりあえず箱に入れ直してみようぜ」


雄大がそう言い、洋二の胴体を持ち上げた。


バラバラになっているので、パーツごとなら持ち上げる事ができる。


最初に雄大が胴体を段ボールに入れて、その上に手と足を折り重ねるようにして入れた。


覗き込んでみると、奥の方からまだ洋二がこちらを見ている。


「ここまでされても死なないなんて、やっぱり不良品だよね」


あたしは笑いながらそう言った。