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それから1時間後。


今日はもう荷物は届かないかもしれないと思い始めていた時だった。


突然玄関のチャイムが鳴って、あたしたちは目を見交わせた。


3人で玄関に出て行くと、大きな段ボール箱を抱えた配達員の人が来ていた。


思わず顔がニヤけそうになる。


すぐに段ボールから開けて名前を呼ぶと、洋二が顔をあげた。


「おはよう、みんな」


3人を見てそう声をかけ、ほほ笑む洋二。


その一連の動作が今までとは違い、スムーズになっていることがわかった。