「あーあ、完全に壊れたな」


肩で呼吸をしながら雄大がそう言った。


「本当だね。もう表情も動かないよ」


成美がそう言って洋二のお腹を踏みつける。


「返品できるのかな?」


あたしは自分たちの暴力が止まった事に安堵しながら、そう呟いた。


「わかんねぇ。でも、スッキリしたし、いいじゃん?」


雄大はそう言って笑ったのだった。