次第に成美と雄大の笑い声も大きくなる。


だけど目の前の洋二は混乱した表情をするばかり。


あーあ。


やっぱりオリジナルの洋二とは大違いだった。


分かっていた事だけれどがっかりする。


あたしは立ち上がり、洋二のわき腹を蹴とばした。


横倒しに倒れた洋二は何も言わない。


「俺も混ぜてくれよ」


「あたしも!」