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むしゃくしゃとした気分のまま、家に戻ってきていた。


期待していたアンドロイドは今日もまだ届いていない。


足音を響かせて階段を上がり、自室へと入るとベッドに鞄を投げ出した。


好きならさっさと付き合ってしまえ。


そう思っていたのに、いざ現実にそうなるとわけが違う。


あたしは自分の中にくすぶっているやり場のない感情にため息を吐き出した。


クッションを壁に投げつけて地団太を踏む。


自分の感情が上下左右へと揺さぶられているのがわかる。


安定しない気持ちのままベッドに突っ伏して、きつく目を閉じたのだった。