「とか言って俺らに近づきたいんじゃねぇの?
 最近いなくなったと思ったらまた出てきたかー…」

何コイツ…。先輩だとしてもむかつく。ダンスしている時はかっこよかったのに。


「聞こえているけど?」


『え、え、大変大変』


パニックになる。どうしよう、どうすればいいんだろう…。自分のこの性格を恨む!


「おーい?」

『あっ、す…すいませんでした。』

「何コイツ。」

なんてバカにしたように笑いながら言ってくるからまたムカついて。
そんなときに


?「なにしてんだー?」

「センセーじゃん。コイツ入部希望だってさ」


そんなん認めないけど、って声も後から聞こえた。


?「へえ、遼が認めるなんてな」


あれ……?


遼先輩?「だから認めてない」


えっ!顧問って担任なの?


山本先生「鈴木さんだよね?」

『え、あ、はい』


遼先輩「は?なんで知ってんの」

『担任、なんで』

遼先輩「あっそう。なら面接してあげたらー?」

山本先生「はいはい。じゃあ鈴木さん、教務室行くから着いてきてくれる?」


遼先輩という人から逃げるように着いて行った。



ここから濃い3年間が幕を開ける______