「領収書は、あとで私に送っておいて」

そう言ったのは、いつの間にか黒のドレスに着替えていた莉奈さん。

母は、来た時と同じだけど…なんで?


「今日は、お客様の接待があるから行けないの…ごめんね日和」

「そうなの?なら、食事なんて家で済ませるのに…」