「…なんで??」
「なんでって…
彼女、美人さんなのよ。
しかもかなりの和風美人。
実際会ったら、変な髪型だったけど。
それより、未衣??
なにがあったか、そろそろ話してくれてもイィんじゃない??」
あたしは愛美に、今朝のこと、全部話した。
「…未衣。
あんたそれでイィわけ??」
優しい口調で聞く愛美。
「…いぃわけないっ…
って…わかってるよ、??
けど…
どうすればいぃかわかんないんだもん…」
「もぅ!!あんたは!!
好きなんでしょ!?」
「…うん」
「唐木田くんに彼女ができたら嫌なんでしょ!?」
「うん」
「なら、答えはきまってるじゃない!!」
「…いうの??
あたしから??」
「あたりまえ!!」
「…だってぇ…」
何年、
言いたくて言えない時間を
過ごしてきたか…
「そんな簡単に言えないよ…」
「…いぃ??
未衣、青春は一度きりなんだよ??
確かに…未衣の積み上げてきた想いは軽くないかもしれない…
…けど、だからこそ、あたしは後悔してほしくないの。」