「あ…あの!!」
振り返ってこちらをみた園田百合子は、真っ白の肌が透き通るようだった。
怪訝そうにこちらを見ている。
「…あの、園田百合子…さんですか??」
「…??
はぃ…そうですけど…」
なんも考えないで来ちゃったけど、
なんて切り出したらイィのかわかんない;
「あの、え~
単刀直入に申しますと…
唐木田優…って知ってます??
」
しくったぁ...
バカだあたし!!
役に立つどころか墓穴掘っちゃってるよ!!
「…あなたは??」
なかなか表情の読み取れない人だ。
それかポーカーフェイスなのか…
「あっ!!
すみません!!
津森愛美って言います!!」
「愛美さん…
愛美さんはなぜ、唐木田くんのことを私に??」
唐木田くん??
ってことは知り合い??
「…言えません。」
親友のためです!!
なんて言えるわけない。
「…まぁ…イィけど…
あたしと唐木田くんは何にもないわ...
何を心配してるのかわからないけど…」
もうここまで来たら女は度胸だ!!
「でも、この前、2人で歩いてましたよね??」
「…!!見てたんですの??」
一瞬、表情が曇った。