オレはハッとした。
夢で見た少女が、こ、ここに……

彼女は知るはずもないのだが
オレをみて声をあげ、みんなに笑われていた。

なんだこの映画みたいな状況!!!

ビックリしながらも、オレは、端の席に座れと合図された。

綺麗な顔・・・。
見とれていたら話かけられた。
「私は、楓。北条 楓。よ、宜しく。」
「お、おう宜しくな。」
オレは、ぎこちなく返した。