『ッツ 母さん、父さん!!』









「り、・・・蓮!! 燐は!?」







俺のことを燐と呼びそうになってたが、状況を理解しているようだ。






『大丈夫。向こうでまだ寝ている。』







俺が蓮でいられるタイムリミットは蓮が寝ている間だけ。頼むから、このまま持ってくれ。





「これが花奈の子か。双子だったんだな。どうやら弟は出来損ないみたいで。弟の存在は囮か?」