「蓮、俺が二人を殺したんだよ。いいか、俺に今後近づいたらお前も殺しちゃうかもしれない。」






俺は笑顔でそう言った。俺はもう戻れない。せめて、お前だけはそのままでいて欲しい。蓮の目は俺を拒絶していた。分かってはいたけれど、辛い。





「ハッハッハ 蓮、ごめんな。」








俺は狂ったように笑い、蓮にそういった。そして俺は組員の声がしない方へと足を進めた。






視界がぐるりと回る。気持ち悪い。誰かの声が聞こえる気がする。俺は流れに身を任せることにした。