「り・・・ん・・・? 父さんと母さんは?」





組員に連れられて蓮が来た。ここに来た全員が息を飲む音が聞こえた。








「父さん!! 母さん!!」









蓮が俺の下にいる二人の存在に気づき近寄ってくる。









「燐、お前がやったのか?」









俺の手には父さんの短刀。それに、全身血だらけだ。

この時、俺らは確実に冷静じゃなかった。いや、俺に限っては冷静過ぎたのかもしれない。