向こうは横に置いてあった剣を取り出してきた。流石にこれじゃあ不利すぎる。







「燐、使って!」







そういって母さんが投げてきたのは父さんがいつも持ってた短刀。









『今は蓮なんだけどなぁ(ボソッ)』







そんなことは今、構っている場合じゃないか。こいつは子供の俺なんかじゃ敵わない。せめて一瞬の隙をつくれれば・・・