「なぁ、燐、今日のテスト何点だった?」
『えっと、、あ、100点だ。』
「マジか。 俺、1問ミスって99点だった・・・」
『蓮はだいたい俺よりも点数良いだろ。』
「そんなことないよ。難しい問題だったら燐の方がいつもあってる。」
『どうだかな。』
蓮と過ごしていた穏やかな日常。これはまだ小学生だった時の俺だ。あの日の元凶は俺なのに、まだ俺はこんなやり取りがずっと続くと思ってたんだ。
「なぁ、燐。 公園寄っていかない?」
さっきから後ろに数人の気配を感じる。早く家に帰った方が良さそうだ。
『今日は嫌だ。早く帰ろ? じゃないと、雨降っちゃうよ?』
完全な嘘。今日は雨の予報なんてない。
「じゃあ、降る前にダッシュで帰るか!」
蓮なら絶対にそう言うと思った。
「そうだな。」