「俺、委員会やる日いつも忘れちゃってたもんな〜。それで一ノ瀬さんが何回もプリント届けてくれてさ!それで仲良しになったもんね!!マジで懐かしい〜!!」

片山くんの陽だまりのような笑顔のおかげでさっきまでの暗い気持ちから解放される。昔から明るい人だったもんな。周りに人も沢山いてすごく人気があって…。
少しだけ…ほんの少しだけ憧れてたりしたこともあった。


「仲良しって!笑 3年のとき一度も話さなかったじゃん〜!笑」


「俺はね!!話しかけようとしてたの!!でも一ノ瀬さんが光輝と付き合ったって聞いてさ。」


前言撤回。せっかく忘れてた光輝のことをまた思い出してしまった。