な、何だったんだ……。

スターオーラと一緒に残された私は、しばらくポカーンとしていた。

かっこよかった…。

綺麗な金色の髪の間から覗くぱっちり二重。
やや高めと鼻に、妖艶な唇。

ヤバいな。さすが人気俳優。

通坂さんのスターっぷりにひたっていると

「何してんだ?」

遙が後ろから話しかけてきた。

「うわっ!ビックリした…」

「ったく…何ぼーっとしてんだよ、帰るぞ。」

「はーい」


しかし、非日常的な体験は、一気にくるもののよう。

家に帰った私は目を疑った。

「えっ?!」

家に通坂さんがいらっしゃるんですけどー!!!